SSブログ

初日 二日目 全回満員!「ハーブ&ドロシー」クリスマスへのおススメ映画 [映画]

前回ご紹介した「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」が
ついに公開されました。
199.jpg
13日11時の初回、14日の17時の回と伺ったのですが、初回は勿論
13日当日はすべて満席および立ち見。14日17時の回はモノの見事に
30分前にはじかれて結局19時の回に。写真は初回の様子ですが
前の列は鑑賞後にパンフレットやTシャツを買う人たちで、後ろが
整理券を持って席を待つ人たち。
ほぼ全ての回で佐々木芽生監督が舞台挨拶を行い、
作品の観了後の空気に、すっかりファンとなった満員の観客が
撮影の物語を暖かく聞くという、実に幸福なスタートを切ったこの作品。
公開は12月10日までの予定ですが、この人気が続けば
きっとクリスマスまでのロングランになる事でしょう。
11月22日には「いい夫婦の日」のイベントとして
NYのハーブ&ドロシーとSkypeで結んだイベントを実施するそうです。
この2週間でメデイアの取り上げ方が素晴らしかったのも
マス広告費を全く使わなくても、良いものが話題となる現在の
コミュニケーション事情を物語っています。
笑いと涙に溢れる奇跡のドキュメンタリームービー「ハーブ&ドロシー」
寒さに向かう季節に、あたたかな現在のおとぎ話を、ぜひどうぞ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ドラマなドキュメンタリー「HERB & DOROTHY」 [映画]

ごく一般の郵便局員と図書館勤めの夫妻が、現代アートの
第一級のコレクターとして尊敬されている奇跡的な事実を
つづったドキュメンタリーがこの秋、日本で公開されます。
20101012004fl00004viewrsz150x.jpg
http://www.herbanddorothy.com/jp/index.html
ハイドは本作未見なのですが、監督の佐々木芽生さんのお話と
ハイライトを先日特別に拝見、拝聴する機会がありました。
すでに「さなメモ」はじめ、多くのメジャーなブログで取り上げられて
いるように、普通のドキュメンタリー作品の枠を超えた人間ドラマ、
エンターテインメントに満ち溢れた作品であると
感じてしまいましたので、徹底的におススメする次第です。

映像も、ライブからフッテ―ジ、眠っていた貴重なテープを発掘して
それを素材に加工演出されて、まとめ上げられています。
音楽もミニマルな感じがnice!で監督の趣味の良さがにじみ出ています。
WEBサイトの中に、超巨匠の一人
谷川俊太郎さんがコメントを寄せられているのが、
本作の質の高さの象徴とも言えるでしょう。

とはいうものの、映画はやはり多くの方に見ていただいてナンボの世界。
ぜひ皆様も劇場で、本作をご覧ください。
渋谷イメージフォーラムで11月13日より公開予定です。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

夏の映画「インセプション」 [映画]

ディカプリオや渡辺謙さんの出演はもとより、C.ノーラン監督の新作ということで
真っ先に見てまいりました「INCEPTION」
20100601006fl00006viewrsz150x.jpg
メメントが出世作で、バットマンビギンズで、すっかりメジャー監督のポジションを築き
そして「ダークナイト」はアメコミ映画があわやアカデミー?!といった手腕を
発揮したノーランですから、これは期待できます~と、誰もが思ったでしょう。

あれ?でも、なにかが違う。メメントはもちろん、ダークナイトの最大の
見せ場だった<狂気>が、なにか薄い(笑)
ホンは今までのノーランワールドの集大成ですし、ディカプリオ様も謙さんも
きちんと素敵なお仕事されています。
それどころか、マリオンちゃんもといマリオン・コテイヤールは
88992rsz100.jpg
過去最高の妖艶さですし、ジョセフ・ゴードン・レヴィットの
素晴らしい演技に、目ウロコでございました。

が、しかし、「チェイサー」のように何度もみたくなるか?というと
首をかしげざるを得ません。

デートムービーとしてもちょっと微妙~CGもハイエンドとはいえません。
しかし、この夏の洋画でこれは!という唯一の作品とも言えます。
軽い気持ちで、ご覧いただけるなら良い映画です、というレベルの
作品とハイドは感じた次第です。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

二人のパブリック・エネミーNo.1 [映画]

ジョニー・デイップ、マリオン・コティヤール、クリスチャン・ベールと
主役級を揃えた、マイケル・マン監督作品「パブリック・エネミーズ」を
ブルーレイにてレンタル。
20090907013fl00013viewrsz150x.jpg
いや、カッコ良いですこの三人。
綺麗すぎるぐらいの映像とクリアな銃声に実在感を与える演技は文句なし。
しかし、同監督の「マイアミバイス」でも思ったのですが
多分劇場で観ていたなら、そのスト―リの微妙なヒーロー性に
かなり辟易していたのは想像に難くありません。
逃亡中のジョン・デリンジャーの美しさになんとも言えない
冷めた感情が湧いてしまい、最後まで感情移入することができませんでした。
ガンアクションにも、ちょっと出来すぎた感じが否めません。

実はtwitter上で、とある方から勧められて、数週間前にフランス映画の
「パブリック・エネミーNp.1」を拝見したのですが、あまり期待せずに
見始めたのに、ヴァンサン・カッセル演じるジャック・メスリーヌに
ぐんぐん惹きこまれて行く自分に驚きました。
20090928015fl00015viewrsz150x.jpg
20090928016fl00016viewrsz150x.jpg

脇を固めるヴァンサンに勝るとも劣らない奇才?!
「007 慰めの報酬」でも非常にインパクトがあった
マチュー・アマルリックと、「クリムゾン・リバー」や「ゴシカ」の監督でもある
マチュー・カソヴィッツの演技にも惚れ惚れしました。
カソヴィッツは、実は「アメリ」の憧れる男性役も演じています。

後編にはいる頃にはジャック・メスリーヌにすっかり感情移入してしまい、
ラストでは蜂の巣にされたBMW5verの中で息を引き取る姿に
なんとも言えないせつなさを感じました。

時代なのでしょうか?ジャック・メスリーヌが射殺された
実際のニュース映像をYouTubeでみることが可能で、
それはまるで映画の続編のようです。

後日「クリムゾンリバー」でジャン・レノが演じるピエール・ニーマンス警視は
このメスリーヌの射殺現場に居合わせた設定であると教わり、
なんとも言えないフランス映画の深遠さに、
今更ながら心が震えた次第です。
前後篇2枚のDVDを鑑賞するのは少し努力が必要ですが、
FOXはじめとする海外ドラマとは別次元の
大人のエンタテイメントとしておススメいたします。

あ、二人のマチュー、通称Wマチューは本当に素晴らしい
役者さんなので、ヴァンサン含めこれからも要チェックですよ(笑)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

凄い映画を観た、「チェイサー」 [映画]

DVDで鑑賞し終わったあと、しばし立てなかった映画、
それが韓国映画「チェイサー」
20090302010fl00010viewrsz150x.jpg
http://www.chaser-movie.com/
韓国で“殺人機械”と言われた2004年の連続殺人鬼
ユ・ヨンチョルの事件を元にした怪作。
監督ナ・ホンジンは長編劇場第一作というハンデイをものともせず
FIXの画面、手持ちのカメラ、ハイスピードの描写を駆使し
エンタテイメントとしても超一級品を創り上げた。
派手なガンアクションはないが、刃物と鈍器による殺戮、
流れる汗と血が観る者を圧倒する。
2004年以降、実は日本でも猟奇的な事件が多くなり、
そのいくつかに影響を与えているという話もあながち虚構とも言えまいと
思い込ませるにたる、壮絶な説得力を持つ。
サウンドデザインも素晴らしく、我が家のASW300がその天才的な
描写力で、物語のスピード感と彩りを補完した。
誰にでも勧められるものではないが、映画好きなら
一度はこの狂気に触れることをおススメしたい。
今回は心の底から参りました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「NINE」と「 DEATH SENTENCE」 [映画]

見逃していた~と思っていた映画がまだやっていたので
GW前半にさっそく鑑賞はR・マーシャル監督の「NINE」
334837view006.jpg
オスカー女優総出演&Daniel Michael Blake Day-Lewis、
監督も脚本も超一流なので、悪いはずはなかろう、という映画。
同監督の「CHICAGO」もハイドはお気に入り作品の一つです。

しかし、あれ?役者の超一流感がどうもコンフリクトし、しっくりこない。
P・クルスに妖艶な踊りをさせるのも、「CHICAGO」のC・S・ジョーンズの
方が驚きがあった。さすがにダンスシーンは迫力満点だが、
現実のストーリーまで、非日常感ばかりなので、ちょっと退屈になる。
よかったのは「エデイット・ピアフ」で各賞を総なめにした、Marion Cotillard。
しかし、この人もR・ベッソン チルドレンなんだよなあ。。。

そんな中で、某twitterで話題に?なっていた「SAW」シリーズのJAMES WANが
監督を務めた「狼の死刑宣告」(原題Death Sentence)をDVDレンタル。
20090731005fl00005viewrsz150x.jpg
http://www.ookami-sikei.jp/

これは(^^/ 久々に良いものを拝見しました~♪

偶然にも先日のBlogでご紹介した、「君のナイフ」と相似した、
善良素人が殺人をしてゆく話なんですが、脚本・設定ともに
納得感ありますし、ケビン・ベーコンもあの佳作「WILD THINGS」の
「最初からお前、ワルだろう」とは異なり、
善良なのに狂気が見え隠れする役柄で、非常にnice!です。

ともかく、この作品は前半でいったん終了するまでの、
微妙なトーン&マナーと、後半のギャップがタマリません。
「SAW」での監督の術中にはまる快感が、また得られます。
これ以上はネタばれになりますので(^^;;
ご興味持たれた方はぜひDVDを。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「第9地区」と「君のナイフ」 [映画]

早く行かねば!と思いながらようやく拝見しました噂の「第9地区」
335765view001.jpg
エイリアンとの遭遇?ものとしては、カーペンターズ版の「THE THING」(遊星からの物体X)
と双壁なぐらいに面白いです!!ネタばれなのであまり詳しくは書きませんが
主人公のヴィカスを巡っての悲喜劇?および壮絶な劇は
彼が本来、傭兵ではない平和主義者ゆえに、
その巻き込まれ感に圧倒されます。
335765view005.jpg
前評判の低予算もの?というのはあまり当てはまらず、
予算のメリハリを上手くやっているなあ、という事と
アイアンマンのVFXプログラムを相当研究した(同じスタッフ?)かな?
と思う出来栄えです。

これは良いものを観たな~と思う反面、脚本上というより
設定上でいくつかの??が出てしまいました。
なぜ、エナジーユニットの予備をあらかじめ持って司令船は降下しなかったのか?
エナジーユニットの液体を被った人間がなぜ、ああなってしまうのか?
この辺にもっともらしい設定があれば、ほぼ100%完璧な物語です。
100%完璧な設定なんて無いでしょう。。。とおっしゃる方は上記の
「THE THING」をご覧ください。ハイドはほぼ疑問は無い設定&シナリオです。

そのあと、新進気鋭のコミック作家、
小手川ゆあさんの「君のナイフ」を拝読しました。
DSCN0292.jpg
現代版の必殺シリーズかな?と思っていましたら、
第9地区同様に、本来平和主義者の主人公が、殺人仕事に
巻き込まれていく様が、淡々と、しかし説得力ある画風とネームで
素晴らしくドラマしています。展開も次から次へと後を引き
まるで上質な海外ドラマを観ているかの様です。
主人公の名前が「志貴」=死期という事にも、泣けました。

青年誌の連載でありながら、女性キャラへの距離の置き方が
非常にクール&プラトニックなのも、独身中年のハイドは(笑)
共感することしかり。ああ、次の単行本が読みたい!!
これからが素晴らしく楽しみな作品に出会う事ができました。





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

キャメロンの怨念?AVATAR BD鑑賞 [映画]

木曜に会合が飛んで、会社の近くのWAVEに立ち寄ったら、
AVATARのBD&DVDがフライング販売。
51KMtKEatAL._SL500_AA300_.jpg
さっそく家のLGに放り込んで鑑賞開始。。。

せっ、鮮明すぎるぞ♪♪♪
FullHDプラズマ BDプレイヤー HDMI1080P接続恐るべし。
ハイドは2Dを最初に劇場で観て、その後3Dも鑑賞しました。
が、そのどれよりも明らかにきめ細やかですv(^^)v

冒頭の宇宙船の恒星間エンジンと思しく見えるフレアや
シャトルの作り込み、パンドラの滝のシーンは圧巻です。
不思議なのはAVATARやナビイは意外とCGっぽく
見えることもあります。これはパワードスーツもそうですし、
反面、パンドラの珍獣奇獣たちは、周りの景色と溶け込んで自然なのです。

はたしてこれがキャメロンの意図したことか、技術的限界か、
はたまたスタッフの愛情量の違いなのかは、判りませんが。

3回ほど鑑賞して、改めてかんじたのが、
「もののけ姫やりたかったんだなあ」、という事です。
1997年は「タイタニック」が12月に全米で公開され、
「もののけ姫」が日本でその夏に公開された年。
もともとキャメロンは宮崎駿作品や押井守作品を
敬愛していましたから、大仕事を終えたあとに
「もののけ姫」を観て、またメラメラと嫉妬と創作意欲が
沸いたのが目に浮かぶようです。

ハイド以外の方々も多数ネット上で書き込まれていますし、
それ以上の多岐に亘る作品からの演出モチーフ借用も
少なくないのですが、根幹はAVATARはもののけ姫なければ、
生まれなかったように思えます。

キャメロンは史実のあるもの、パート2ものに非常な
力を発揮しますが、ある意味これも「もののけ姫」パート2って
事なんだろうな、と思います。

一映画ファンとしてはキャメロンがまたひとつ歴史的な大仕事を終えて、
メラメラと燃えるような新しい創作意欲が沸いていることを
切に願う次第です。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

大人なら「13」に立ち向かえ!!その二 [映画]

もう幾度観たことだろう、何度泣いたことだろう、「アポロ13」。
1146view001.jpg
ジム・ラヴェルを演じるトム・ハンクスも好演だが、何度観ても
大人の男なら、エド・ハリス演じるジーン・クランツに憧れないとは言わない。
images.jpg

1. Be Proactive .    (先を見越してうごけ)
2. Take Responsibility (自分の担当は自ら責任をもて)
3. Play Flat-out    (きれいになるまでやりとうせ)
4. Ask Questions    (不確実なものはその場で質問をして把握せよ)
5. Test and Validate All Assumption    (考えられることはすべて試し、確認せよ)
6. Write it Down    (連絡も記録もすべて書きだせ)
7. Don‘t hide mistakes (ミスを隠すな、仲間の教訓にもなる)
8. Know your system thoroughly  (システム全体を掌握せよ)
9. Think ahead          (常に、先を意識せよ)
10. Respect your Teammates   (仲間を尊重し、信頼せよ)
hiro12.jpg

スペースシャトルを運用するNASAの総合オペレーション部門は
MOD(Mission Operations Directorate)とよばれ
彼が残した仕事に対する姿勢を示したその「10か条」は、
MODの部屋でいまだに現役のスタッフの矜持として
静かに掲げられている。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

大人なら「13」に立ち向かえ!!その一 [映画]

第9地区を見に行く時間がないまま、twitterで「数字のある映画はヒットする」
というコメントに惹かれ、鬼門の数字の映画を再鑑賞。
162563view004.jpg
今の平和な世界がちょっとしたボタンの掛け違えで
あわや壊滅寸前だった事を思い出させてくれる、
「13デイズ<THIRTEEN DAYS>」
もしも歴史の運命の歯車が別に転がっていたなら
今のこの時代は完全に代わっていたと思える
警笛を改めて感じました。
監督Roger Donaldsonはこのあとも「世界最速のインディアン」
などを撮ってますが、ちょっと大メジャーからは遠ざかっているようですね。
驚くべきは、このチームJFKの主だったメンバーのほとんどが実戦も経験
している兵役経験者であること。
40前半で世界の命運を握り軍部と対決するためにはこれ程の
矜持が必要なのかと。
JFKのこのスピーチが最後にながれますが、おれたち半世紀もたって
なにやってんだろう?と改めて教えられます。
「我々のもっとも基本的なつながりは、我々全てがこの小さな惑星に住んでいることである。
我々はみな同じ空気を呼吸している。我々はみな子供たちの将来を案じている。
そして我々はみな死すべき運命にある。」


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。