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夏への扉「サマーウォーズ」 [映画]

評判の高い細田守監督の大作を、DVDで鑑賞しました。

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何もいう事はありません(涙)。

GoogleやAmazonみたいな存在が高校生をバイトにシステム保守に使うのか?
という突っ込みどころは多々ありますし、花札なんか、海外は知らねーよ
という意見も判りますが、「ファンタジー」とすれば、これは良し。

トトロに、セイラさんに、パトレイバーにカリオストロ。細田守監督が
好きだった世界が、演出の端々にさりげなくあふれます。

経済産業省が「クール・ジャパン」として海外に日本のこれからの
発信にアニメを使うことは、この作品をみれば正当な事が判ります。

ギアスRe2の最終回にボロ泣きをして、またアニメの近作に泣かされた
ハイドでございました。



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「地球の静止する日」と「地球が静止する日」 [映画]

DVDのリリースに前後して、WOWOWやスタチャンでどんどん
新作映画がHDオンエアされるので、バンクーバー五輪とともに
Woo内蔵&二台のAQUOSレコーダーもフル回転です。
キアヌ・リーブス「地球が静止する日」も見逃していたなあ
と思っていましたら、原作の巨匠ロバート・ワイズ監督の
「地球の静止する日」と連続オンエアということで、
さっそく拝見しました。
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新作と視覚効果は比べるまでもないですが、
原作も画作りは負けずに上品。
脚本はさすがにワイズ監督、素晴らしいです。

VFXがチープな半面、臨場感、事件感をメデイアの報道シーンで
盛り上げるアイデアは、本作の4年後の「ゴジラ」でも盛んに
引用されていますが、本当に見事です。
その上で、登場人物の各々の生活感や、なぜ宇宙人クラトウが
人間たちを好きになるのか?が非常によくわかります。

その脚本の素晴らしさに感嘆しながら、
「人間を信じさせるために、とんでもないデモストレーションをせよ」
と、高名な教授に言われたクラトウの証明方法が、
病院や航空機などの命にかかわる部分を除いて
電力をストップするという事でしたから、ここにも頭の良さと
発想の豊かさに恐れ入った次第であります。

もうひとつ驚いたのは、新作の売り物の一つ、大怪球の存在は
このワイズ作品にはないという事です。
<ええ~「ジャイアントロボ 地球が静止する日」から、パクったの?
だって、もともとGロボがワイズ作品を上手く本歌取したと
思っていたのに、そのGロボからハリウッドがパクったの??>
と叫んでしまいました。
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邦題のタイトルが 地球の→地球が になったワケが
なんとなく判ったように思えました。
しかし、本歌取のさらにパクリはまずいでしょうに。。。

核兵器廃絶を冷戦「赤狩り」の最中に謳ったワイズ監督の名作に
時代も追い付いていなければ、映画人のプライドもどこにやら?
そんな事が頭に残った週末でございました。

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ウルヴァリン:X-MEN ZERO [映画]

いやーようやく見ましたよ、X-MAN ZERO。
ヒュージャックマン、サイコー(戦闘主任 吉田君風~♪)
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http://movies.foxjapan.com/wolverine/

スピンオフな企画でこれだけ完成度が高く、しかも
元の作品を観ていなくても素晴らしく楽しめる作品は
ハイドは知りません。
一部CGには、ちょっとなあ~という部分はありますが
脚本のうまさがそれを補って余りあります。

なかでも、非常に短いシークエンスなのですが、ローガンが
助けられて老夫婦に救われる部分は、アメリカの良いストーリーが
涙なくしては見られない風情で、もう最高に泣けます。

自分は年老いても、こんな風に見ず知らずのアウトローを招き入れ
女房とともに暖かく迎え入れることが出来るのか?

素晴らしいアクションとともに、日常のちょっとした生活感が
ものの見事に同居した作品。悲しいぐらいに完成度が高いです。
Blu-rayでぜひご観賞のほどを。

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秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~ [映画]

期待に胸躍らせる劇場映画は最近少ないが、行ってきましたわい、
「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~」(長い!!)
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http://xn--u9j429qiq1a.jp/index_movie.html
1から3まで拝見して、最高なのは2作目
「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~」
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だったりする。
なぜなら、2作目の方がキャラクターに愛情が満ちているから。
ハイドが思わず泣いてしまったのが、この2作目。
それが証拠に敵の設定も
1 オリジナルから続くフェンダーミラーのクローン&宇宙基地
2 コンピューターおタクのハゲタカハッカー
3 知の源泉を狙う軍産複合体(というか、ただの武器メーカー)
ということで、2が一番キャッチーな敵である。

また前回は島根県の活躍に非常に説得力があったが、今回は
どうだろうか?鳥取県知事は喜んだと思うが。
オチも、古墳ギャルのコフィーも2が一番、裁判員制度をもじっていて
現代的な毒があったよなあ、と思います。
という訳でDVDが出ましたら3作そろって見比べましょう。
あ、FLASHなんでさすがにブルーレイは不要かと思います。






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AVATAR!!!「アバター」 [映画]

というわけで、さっそく「AVATAR」を新年早々に鑑賞。
しかし時間の関係で2D版になってしまいました。
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http://movies.foxjapan.com/avatar/

さすがにキャメロン、Great Job!!

冒頭の世界観の説明の自然さに加え、登場人物の行動思考に
まったく矛盾なく、伏線も全てつながり
気持ちよくフィクションの世界感に浸ることができます。

異世界の広がりも、すばらしいデザイニングで、
やや肉食的ではありますが、飽きることがありません。
この数年の映画では誰にも勧められるエンタテイメントそのものです。

最初の恒星間宇宙船から、シャトルの着陸シーンの動きだけでも
ほれぼれします。CGでしかあり得ないのに、物理的に矛盾なく感じるんですよね。

まあその後のアバター&ナヴィ(このネーミングも秀逸!)も言わずもがな。
しかし、そこから後の映画モチーフのオンパレードにも驚きます。
自作のエイリアン2やターミネーター2はもちろん、ロードオブザリング
もののけ姫、ガメラⅢに加えアバターへのシンクロが
コードギアスにそっくりなのにはビックリしました。
さがせばまだまだあるハズです。

基本骨格がしっかりしているので、まずは2Dで楽しんだあとに
再び3Dで観るというのがよろしいかも知れません。
この新春に、単純に映画を楽しみたい方に、兎に角おススメです。


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年末話題の2作品 [映画]

早いもので、もう今年も本日で最終日となりました。
この時期は年末年始の興業へむけて、ちょっと前に新作が
続々公開されてまして、ハイドも映画の師匠とともに
新宿から六本木へと行ってまいりました。

まずは、テレビドラマ、もといコミックからの映画化
「のだめカンタービレ」
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http://www.nodame-movie.jp/index.html#/top
いや、これは驚きました。人気ドラマからの映画化は、興行的には
そこそこの成果がでるものの内容的にはうわ滑りな作品が多く、
映画化する意味に??な企画も少なくありません。
が「のだめカンタービレ」は海外ロケも含め、なによりオーケストラを
良い音響で聞くこと自体がエンターテイメントであることを、物の見事に
思い出させてくれます。
また、多くの監督がトライして失敗している実写とアニメの融合や、
外国の俳優に日本語をアテレコするのも、ヒイてしまうどころか、むしろ効果的に
使用されています。前者は圧倒的なスピード感と、モブシーンの強烈さに
後者は、日本側の出演者の演技をより自然なものにするために。
武内監督って相当の手練だなあ、と感心してましたら、なんと劇場映画は
初監督作品ではないですか!!!いや、まさにブラボー!な素晴らしさでした。
春公開の後篇にも期待ですね。

さて余勢をかって、新宿バルト9から移動してヒルズで
「カールじいさんの空飛ぶ家」を鑑賞。
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http://www.disney.co.jp/movies/carl-gsan/
いや、前半30分は本当にいい話で、公式サイトにある宮崎さんの
コメントが的を得ています。が、、、
「のだめカンタービレ」も相当に吹っ飛んだ映画でしたが、「カールじいさん」は
さらに飛んでました。いや、ホント。
前半の亡き妻との話や、少年時代にあこがれた冒険への夢は
後半に木っ端みじんになり、あっという間に未来少年コナンの世界に。
キャラクターが能天気で、パワフルなのは素晴らしいですが、爺さん二人に
コナンをやられてもなあ、、、ということと、ラナの機能を果たすはずの
男の子に感情移入が出来ないのが致命的かと思いました。
が、趣味がいいのが救い。映像と音楽はもちろん、ちょっとした演出が笑えます。
この辺はエンドロールでシニア連に名前を連ねるピクサーの面々の積み重ねた
クオリテイに唸らされるところ。またエンドロールも「のだめ」との比較で
映画人としての思いの深さに泣けてきます。
あと本編とは関係のない、オープニングのミニアニメも、台詞が一切
ないのに素晴らしい脚本で、すべてのエンターテイナーの手本になるような
作品で、これだけでも入場料の価値があります。
日本のアニメスタジオが監督によって出来不出来が非常に左右されてしまうのと、
ピクサーの作品のセンスの良さのアヴェレージは対照的ともいえます。

おっと、今回は話題の3Dで鑑賞しましたが、ことこの作品に関しては
あまり効果的には思えませんでした。
本番はやはりキャメロンの「アバター」であると思います。
では、その続きはまた新年に!!!

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「キサラギ」と「僕の彼女はサイボーグ」 [映画]

月曜日にたまたま早く帰ることができて、BSでの「キサラギ」を鑑賞。
ワンシュチエーションの、非常に練り上げられた脚本に改めて感嘆。
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後半、実は如月ミキの死に少なからず責任のあるはずの登場人物が
さわやかになっているのは解せないという評判があったが、ちゃんと最後で
妄想へのアンチテーゼになっているので、やはり素晴らしいな、と感じた。

「THIS IS IT」にちょっとノックダウンされて、映画を見る気もしなかったが
「キサラギ」で勢いづいて、前々から心の中で引っかかっていた
「僕の彼女はサイボーグ」を再鑑賞。
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2008年、日本の映画人は皆、綾瀬はるかに恋した1年だったと思うが、日本人監督の
誰よりも彼女をキレイに撮っていることもさることながら、要所要所の絵づくりが
素晴らしい。公開当初、サイボーグではなくて、ロボットであるという馬鹿な評判を
鵜呑みにする輩はもはやいないだろうが、脚本はやはり荒削りであって、しかし
随所に泣けるシーンは次々と観る者を虜にする。

で評判は2通りに分かれる(Yahoo映画レビュー)
1.思ったより素晴らしかった。
2.これ(自分を虜にするけど、変な映画)は、許しがたい。

あらゆる映画がそうでしょう、といわれるかも知れないが
本作ほど、上記の2評価ががっぷり四つなのは珍しいと思う。

ハイドは単純に肯定派。
それは時間とお金とキャステイングが可能でさえあれば
優秀な脚本家がいれば「キサラギ」は作ることは可能だから。
それは「キサラギ」の舞台が実証する。

しかし「僕の彼女はサイボーグ」jは多分、二度とできない。
おそらくハリウッドでリメイクした場合に「キサラギ」は超えられる、が
「僕の彼女はサイボーグ」はどうか?と思う。
おそらくサム・ライミかJ.J.エイブラムスが、この作品に触れることがあり
惚れ込んだなら、あるいは?と思うがそれは宮崎アニメが実写で
リメイクされるに近い。

そんな風に思う2作品の再鑑賞でした。






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THIS IS IT! [映画]

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もうなにも言うことがありません。
ひたすら素晴らしいMichael Joseph Jacksonに逢える映画です。
おススメいたします。

追記:THIS IS ITのサントラも、本当の意味でのMichaelのベスト盤といえる
素晴らしさです。こちらもおススメいたします。また聴こうっと。



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お前逃げるのか?「BALLAD 名もなき恋のうた」 [映画]

草なぎさんと、新垣さんの主演で話題の「BALLAD 名もなき恋のうた」を
初日に拝見。
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http://www.ballad-movie.jp/index.html

このブログや本家のサイトで何度か取り上げた
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」が
原作ということで賛否両論ではあります。
結果、お金を払ってキレイになける映画には仕上がっており、
特に最近二人の関係を少し考え始めたカップルや夫婦にお勧めできる内容です。

しかし、できれば観た後で多少泣けた”アナタ!!”そんなアナタにはぜひ
原作のDVDを観ていただきたいなあ、と思うのがハイドの正直な
気持ちです。多分10倍泣けます。そして笑えます!!

なぜ、しんちゃん一家の名前を
野原しんのすけ→井上真一
野原ひろし→井上暁(あきら)
野原みさえ→井上美佐子
と意味もなく変えたのか?
しんのすけだからタイムスリップにもぴったりなのに。

なぜおまたのおじさんと、しんのすけの男の友情を描くことを避けたのか?
なぜ青空侍という又兵衛のあだ名を無視したのか?

思い切って、ひまわりやシロ、友達の存在をやめて
ヒロシの(あ、暁だった)の職業をカメラマンにしたのはヨシ、
携帯電話の効果的な使い方(バブルへGOみたいですが)など
評価すべきところもいっぱいあるのですが。。。

音楽もアニメ版の黒沢各作品へのオマージュを超えてはおらず、
が、映像的にはさすがに山崎監督、がんばってます。

が、奥様の佐藤嗣麻子さんまで脚本協力に入っている割には
この”ホン”はどうなのでしょうか?

大事なところは原作をトレースしていますが、又兵衛の狂気をあらわす
廉姫の「殺すな!」という一言がなく、そしてしんちゃん屈指の名せりふ
「お前逃げるのか」
「お前偉いんだろ」
「全部お前のせいでこうなったんだぞ」
「逃げるなんて許さないぞ。」
が、エバ的な自問「逃げちゃだめだ」になっていた事が、残念でなりません。

勘違いされると困るのですが、いい映画です。
山崎監督が思わず挑戦し、それに多くの方々が賛同したのは
うなずけます。アニメに抵抗のある方はぜひご覧ください。

そして、もし原作アニメも観てみようかな?と思ったならレンタルで結構です。
心の底から泣いてください。




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夏の話題作 PART1 TERMINATOR SALVATION [映画]

邦題は判りやすく「ターミネーター4」ですが原題は「TERMINATOR SALVATION」
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んん?直訳すればターミネーター救済? 
自分の中ではターミネーターシリーズでは「TERMINATOR 2: JUDGMENT DAY」が
最高傑作で、もとい、全映画の中でもベスト10に確実に入る作品で、
悔しいけどキャメロンすげーってな訳です。

今回のTSはそういった意味ではシリーズのうまい辻褄あわせを超えた内容ではありますが
「おい、スカイネットよ、捕まえたカイル・リースをさっさと処理すれば、完勝ではないの?」
とか突っ込みどころも満載。このあたりは脚本が荒いなあとか、子供だましっぽいところも
いくつかございまして、やはりT2は超えられないなあというところです。

お金を出して最近のハリウッドのCGのトンでもなさと、肉食系男のアクションムービー
として味わうにはもちろん良い出来です。
よって夏休みムービーとしては、お勧めです。
が、それよりも、まずはSTAR TREKが素晴らしいと思うのですが
興行成績的に夏休みまで持ちそうにありません(泣)嗚呼。。。

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