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「ジキル&ハイド」 [舞台]

行ってまいりました、鹿賀丈史さんのミュージカル「ジキル&ハイド」

実は私、ハイドは、鹿賀さんのミュージカル拝見するのは初めてで、
ジーザスクライストスーパースターの抜擢やら、レミゼの長ロングランやら
聞き及んではいたのですが、やはりナマの鹿賀丈史さんは素晴らっしい!!!

善の信念そのものといったジキルから一転、背中で立ち去るハイドの怖さ。
マルシア演ずるところのルーシーに「オレは何度でも会いに来る」という
凶暴ながら、一途な心の拠り所として慕い、そして最後には殺めてしまう
人間の愚かさを本当に見事に演じ切っています。
※ルーシー役は原作にはなく、40年代の映画化の際にイングリット
バーグマンが演じた事で有名になったらしい。ちなみに名前はアイヴィという女給。

物語の表面上の悲劇は、そのあとの婚約者エマとの披露宴に起こるのですが、
「ジキル&ハイド」がこれだけ各国の映画や舞台となって語り継がれるのは
まさにハイドとルーシーの道ならぬ?落ちてゆく恋の熱情故に他ならないと
思いました。(理性ではイヤなのに抱かれる・・・好きなのに傷つける)

現代的な愚かなストーカー事件とは、本当にレベルが違うのです。

が、人によってはそれ故に現代にも通用する物語・・といった
イイ意味での勘違いをするのでは????
などと、最近妙に何人かの女性から避けられているように感じる(泣)
ハイドは思います。


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